深い霧に包まれる標高1000mを越える山々。その谷底にある「深山幽谷」ようらくの渓流釣り場の魅力は自然の渓流を そのまま保存していることである。
しかし、道無き山の尾根を何時間も歩く必要もなく、車ですぐ川(沢)の傍まで行ける手軽さは今まで山奥の釣りを していた人には驚きをもって歓迎されている。

周囲を1000mを越える山々に取り囲まれた「ようらく」の源流釣り場は左の写真の中央部(霧の下)に位置します。 釣り場の最下流部(開始地点)は標高700m、そして最上流部は900m、その標高差は200mにもなります。 本流の神流川の支流を何キロメートルも奥に入った、文字通りの減流域に位置するのがようらくの源流・渓流釣り場です。
夏場は霧が立ち込み、夕立の雨粒の大きさは半端ではありません。周囲はほとんど広葉樹林の原生林に近い山々のため川を流れる水は澄み渡り、水温は身を切るように冷たいのが 特徴です。特に夏場は外気温と水温の温度差は極端に大きくなります。気温が30度を超えても水温は15度以下。

その谷川の低水温域で生まれ、育つ魚達はサイズはさほど大きくなりません。しかし、『天は二物を与えず』のことわざの如くサイズの代わりに 『味』 を与えてくれたのです。
釣る魚のサイズにこだわるか、味にこだわるか、それは釣り人が決めることです。